火曜日, 2月 19, 2008

挿し芽 つづき

先日よりダリアの挿し芽をしていますが、良好な結果です。
100%近い発根率で、初夏の挿し芽では発根しにくかった品種も速やかに発根しています。
意外にも、この時期のハウス環境が適しているようです。

画像は挿し芽後3週間ほど経過したものです。

火曜日, 2月 12, 2008

春はまだ?


今季も暖冬傾向、寒さは長続きしないだろうと高をくくっていたら、冷え込みがなかなかおさまりません。雪が降っても融けないので、昨年より積雪は多いです。今日もまた雪。 寒い!

寒さで?ブログの更新も凍結気味ですが、久々に花の画像を・・・・。
日照も不足気味で花も苗もやや軟弱な育ち方、早く日差しがつつき健常になってほしいところです。
ただ、定植の準備もまだまだ始められそうもないので、苗の生育は急がずに願いたい!

日曜日, 1月 27, 2008

エマルジョン燃料

このところ連日最低気温が-10℃~12℃となり、冷え込みがきついです。
しかし、日中はハウス内は十分温度があるので、厳しい条件ながら花もがんばって咲いてくれます。
ただ、暖房燃料の消費が激しくなり、少々頭の痛いところです。

今日聞いた話によると、エンジンオイルなどの廃油に水を混ぜて、暖房の燃料に出来るそうで、燃料代が1/4になるとのことでした。
早速、ネット検索してみたら記事がありましたが(日経ネット記事)、まだ実証試験段階のようで、廃油の安定的な確保、燃料の乳化装置、バーナー代などを考えると簡単な話ではなさそうです。

しかしながら、用途は違ってもバイオエタノールを作るよりはるかに実利的で有意義な燃料だという感じがします。
今後に期待したいところです。

木曜日, 1月 17, 2008

挿し芽ふたたび

掘り上げたダリア球根の一部を仮植えしてあります。目的は漠然としていて”お試し感覚”です。

上の画像は1月10日。
下の画像は1月15日。
さほど高温にしているわけではないですが、これだけ生育が早いと挿し穂が簡単に採れそうです。
昨年みなみ信州に視察に行ったとき、「冬季の挿し芽(ダリア)の歩留まりは非常に良い。」というような話だったので、ちょっと試してみたくなります。

うまくいけば球根保存のリスクを回避することも可能だし、年間2回の挿し芽で100倍以上の増殖率にすることも可能かもしれません。
やってみる価値はありそうです。


水曜日, 1月 09, 2008

やはり暖冬


お暑うございます。
ここ数日、例年に比べはるかに暖かく、雪もすっかり融けてしまいました。

暖房の燃料消費が減るのはありがたいのですが、こんなに暖かいと3月定植予定を2月にしなければならないかもしれません。
作業がたてこみ薪割りなど冬仕事もゆっくりやっていられないのは困りもの。
今後の推移はどうなるのでしょうか?

土曜日, 1月 05, 2008

お楽しみ


ダリアの球根掘り上げを再開。
刈り込んでみると、すでに次の芽が伸びていた。
このまま据え置いて越冬栽培も出来そうだが、今季は球根増殖を優先するのでその試みは来季のお楽しみに。

水曜日, 1月 02, 2008

今年も変わりなく


あけましておめでとうございます。

明日の出荷に向けて、採花をする。
年が明けたからと言って、何かが変わるわけでもない。
また、日々の作業が待っている。

ただ、昨日の次に今日が迎えられたことに感謝して、
今日の次に無事に明日が来るように努力する。ただそれだけ。

日々こつこつと努力する。継続は力なり。
今年も変わりなく、日々仕事ができればそれに勝る幸はない。

金曜日, 12月 28, 2007

ダリア三昧


27日の出荷で今年の出荷は終了。

12月もうまい具合にダリアの出荷が続き、ダリア三昧で締めくくることができた。
今後は、球根掘り上げを急ぎ、球根を確保して来季の栽培計画を決めなければならない。
ダリアの球根確保は意外に難しく、品種によって出来る数が大きく異なり、また出来ても首が折れやすいものもあり、掘り上げてみないと数が決まらない。さらに保存中のロスも生じるので植えて芽が出るまで最終的には確定しない。

”球根増殖の容易さ” これも重要な品種選びの要素であるが、それ以外にも 花の美しさ、花持ち、栽培しやすさ、などいろいろな要素があり、すべてを兼ね備える品種にはなかなか巡り合えない。
来季もいくつかの品種を取り入れ、その出会いに期待することになるが果たして? 来季も「ダリア三昧」を楽しめそうだ。

年明けの出荷は3日から始まる。どんな年になるやら?

火曜日, 12月 25, 2007

もみがらくん炭


もみがらくん炭という何かと重宝する資材があります。

当地JAではこれの製造・販売をしており、¥1,090/100リットルと非常にリーズナブルな価格なのでおおいに利用しておりましたが、先日買いに行ったところ「製造する機械が壊れ、販売中止」とのことでした。修理費のめども立たないので、再開の見通しもないそうです。
困っていたところ、shinさんより某ホームセンターで売っていることを聞き、早速買いにいきました。¥715/50リットルと割高ですが、買ってみました。
ただし、これは中国製です。


”中国製”でないものを探すのが困難なくらい日常生活の中に”中国製”は浸透していますので、いまさら驚くほどのことではないのでしょうが、もみがらくん炭まで”中国製”というのはちょっと考えさせられてしまいます。
そう思うのは私だけでしょうか?


水曜日, 12月 19, 2007

天地返し


数年ぶりにトレンチャーを稼動させました。
たまには動かさないと機械も錆びついてしまうので、特に必要があったわけではありませんが動かしてみました。

当初は、借り受けた水田の硬盤を破砕して排水を良くしないと花き栽培には条件が悪いので、その作業をするためにトレンチャーを使いましたが、久しぶりに使ってみるとやはりその威力は絶大で40~50cmの耕土を楽に確保できるのがわかります。トレンチャーは通常後進で溝掘りですが、この場合、前進掘りで天地返しと砕土を同時にするような作業となります。
しかし、難点は多々あります。
1.スピードが遅い、毎分1m程度しか進まない。
2.幅は30cm程度しか掘れない。
3.下層の石をほりあげるのであとあと石拾いが大変。
しかしながら、それでも使う価値は十分にあるでしょう。

土壌の物理性を改善するには三相分布が重要ですが、水田の場合水を貯めるような土壌になっているので、まずは排水性を高めないことには始まりません。排水が悪ければ土壌が改善されることはまず無理でしょう。
化学性、生物性の改善といってもこの物理性が悪ければ、その改善も効果的ではないでしょう。
そこで、頼りになるのがコイツです。

この作業を毎年数棟ずつやるとしても、せっかく出来た新たな作土を重い機械で踏み潰しては意味がないので、そうならないようにして、数年はこの作土をキープしたいものです。

金曜日, 12月 14, 2007

研修・忘年会 開催される。

昨日は当地青木村切花出荷組合の研修・忘年会に参加しました。

研修会では始めに、先日実施された土壌検査の結果について普及センターより説明・指導をいただきました。
毎年のことですが、これによって土壌の化学性(化学的要素)を改善しようとするのですが、何年経っても理想的な形にはなりません。ただ、過剰にならなければ修正は効くし、害にはならないのでそうならないような栽培を心がける「戒め」という意味がこの土壌検査にはあるのだと位置づけています。
そう思いつつも、土壌改善の一番は物理性が重要で、化学性・生物性は二番手の話なので、物理性さえ改善されていれば、
化学性・生物性は何とかなると思っています。

次に福花園種苗の福永さんよりいろいろな品目の案内・説明をいただきました。多種多様な切花の中で今後の栽培の中に組み入れていけるもののヒントがありそうでした。

その後も様々な方からご意見を伺い、恒例の忘年・懇親会へと移行、最後は温泉にて疲れを癒すいつものパターンで終了となりました。


(余談ながら、老人会のような組合はいつまで続くのかと集まりがあるたびに感じてしまいます・・・・・。)

月曜日, 12月 03, 2007

球根貯蔵

引き続きダリアの球根のこと。
いよいよ球根をパッキングして貯蔵庫に入庫し始めました。来春まで浅い眠りについてもらいます。

快適に眠ってもらうためには貯蔵期間中の温度・湿度がポイントになってきます。
温度が高すぎると芽が動き出し、低すぎると腐りが生じます。また、湿度も高いと腐り、低いとしなびてしまいます。適度な環境を維持しなければならないのですが、その按配が難しい!
さらに今年は別の要素が加わりました。
球根を堀上げる時期ですが、11月に堀上たものは休眠が深く、その後年末になると休眠は浅くなるようです。ならば年越ししてから堀上げ、分球、芽だししてそのまま早春に植えつけると言うこともできるかもしれません。
いずれにしろ、堀上の時期を数回に分けて結果を探って見たいと思います。

まだ、これなら確実だという方法にはたどり着いておらず、今のところ貯蔵球根のロスがかなり出ます。
今季もどうなるか確信はありません。

ダリアの球根は、1球¥2000 するものもあります。1球植えて、1株から10球の球根を得られればなかなか楽しい”株”への投資となるでしょうが、高価な品種ほど増えないのですねぇー。

木曜日, 11月 22, 2007

雪化粧


秋は一気に過ぎ去っていってしまいました。
昨晩より小雪が舞っていましたが、朝起きたらうっすらと雪化粧です。 11月に積雪があったのは花作りを始めてから1度あったかどうかというくらい稀 有なことでしたので、あわてて冬タイヤに交換をしました。
この地は長野県といっても太平洋側の気候、関東の気候に準じますので、雪が積もるのは南岸低気圧の通過時の方が影響があります。冬型で積雪 があるのは1~2月の厳寒期だけで、大雪になることはありません。


この時期から冬型で積雪と言うことは、かなりの冷え込みがあるわけです が、ハウスの中にはまだまだ咲く勢いのダリアがいます。この冷え込みが続けばその勢いも止まってしまいますが、それまで 仕切りと油の価格のバランスを見ながら、採花終了の折り合いをつけていくことになるでしょう。

ラビエンローズ

月曜日, 11月 12, 2007

休眠も間近です。

今年は紅葉が鮮やかです。寒暖の差が大きいのが要因ですが、冷え込みは例年ほどではありません。
要するに温度差が大きいが気温は高めで推移していると言うことでしょうか。


夜温がそれほど下がらないので、暖房機の稼動もわずかで助かっています。ダリアもまだまだ咲いてくれそうな気配で、内張りを設置していない現状でこの勢いなら冬越しもできるかも?と淡い期待をしてしまいます。しかし、今後夜温が下がっていけば厳しい現実に戻るでしょう。
高冷地の厳寒期にダリアを咲かせようなど欲をかいてはイケマセン。欲張って上手くいくことなどアリマセン。燃料の灯油代も上がる一方だしネ。

電照の効果で休眠はしませんが、夜温が下がれば生育は停止するので、今後は休眠させて球根の堀上作業に移るのがここ高冷地では妥当でしょう。
その後休眠打破させた球根で促成栽培に移行できればおもしろいのですが、それもやはり”温度”が必要なことなので、どうなるでしょうか?
いずれにしろ長かったダリアの出荷もまもなく終了のようです。

木曜日, 11月 01, 2007

値上げの秋

11月になりました。今年の秋は早足で過ぎていきそうです。
圃場から見える山の紅葉は進みが早く、稜線はもう冬間近です。

寒さも急いでやってきそうですが、この秋は値上げラッシュの秋になり懐も寒くなりそうです。
ガソリンを筆頭に食料品の軒並みに値上げが続いています。そして来年にはビールの値上げ。イタイ!
原因は原油の高騰が一番ですが、それを引き金にバイオ燃料需要の高まりが穀物生産構造のバランスを大幅に崩し、様々な食料品の値上げに結びついています。
また、中国が今後いっそう資源の輸入国に転じていくので、この値上げはまだまだ序章と言えるのでしょう。(インフレ誘導の国策もあるし。)

身近に考えれば出荷用ダンボールが20%の値上げされました。中国の需要増加で古紙の価格高騰が要因の一つだそうです。その他資材も石油製品をはじめ上昇していま す。価格据置きでも送料を負担して欲しいという話も出てきています。冬季栽培の燃料代の上昇、経費の増加は避けられそうもありません。

経費は増加の一途、しかし切花単価・売上は伸びず収益の減退に直面するのは早晩やってきそうです。値上げで根を上げないような対策を講じたいところですが、どうなるでしょうか?

冬は経費がかかるので栽培を休み、夏は切花単価が安いので経費倒れにならないように休む。そういう経営・生活、してみたい。誰かやってる?

火曜日, 10月 23, 2007

露芯するダリア

このところの冷え込みが増してきたので、ダリアの暖房を開始しました。6月から続いてきた出荷も終了間近となり、電照加温で最後のひと稼ぎといきたいところです。

ダリア:リラ

このところずいぶん露芯する花が目立ってきました。花弁が少なくすぐに中心部が見えてしまうのでボリューム感がなく商品価値がぐっと下がります。
品種によって露芯しやすいもの、そうでないものがありますが、同じ品種でも株によって異なることもあります。電照ランプの直下でも露芯してしまうものもあります。電照は休眠回避には効果があることは確かですが、露芯には株の力など他の要因と相乗するようです。
いずれにしろ、この露芯の早晩性は来季の品種選定の一つの要素でもあります。

木曜日, 10月 11, 2007

メジャーのダリア

今日は青木村切花出荷組合の視察旅行に参加して、JA南信州、K氏の圃場を見学してきました。 第一印象はダリア専作のその作付け規模に圧倒されました。
各ハウスを見せていただきながら栽培に関する詳細な説明ををしていただき、さらには細かな質問にも応答していただき有意義な時間を過ごさせてもらいました。

同じ長野県でも気候の違いから実践できないようなこともありますが、栽培の参考になることも多々ありましたので、今後のダリア栽培につなげていきたいところです。

水曜日, 10月 03, 2007

秋風

厳しい残暑だった9月が終わり、ようやく10月、ここ数日は風が冷たくなってきました。
稼ぎが少ないとこの秋風が身にしみますね。
涼しくなって来ると暖房の準備も必要ですが、燃料代を思うとなお秋風が身にしみます。

その先はダリア球根を彫り上げ貯蔵する作業が待っていますが、今年は貯蔵する球根の量が増えるので貯蔵スペースを増やさなくてはなりません。経費をかけずに済ませたいところですが、寒さの厳しい当地ではそれなりの対策をしないと球根は腐ってしまいます。やはり経費はそれなりにかかり、秋風がさらに身にしみることになりそうです。


某市場にダリアを出荷するとなんでもかんでも@¥100、おおむねそんな仕切りがきます。
100円ショップじゃあるまいしもうすこしメリハリがつかないかと思いますが、安値にならないだけ良いと言うことでしょうかね?秋風が身に・・・・。

月曜日, 9月 24, 2007

喉元すぎると熱さ忘れる


暑さ寒さも彼岸まで。 さてこれで涼しくなるでしょうか?紅葉、初霜と季節が順調に推移しなくなった昨今、今後はどういう展開となるでしょう?
いずれにしろ涼しくなってもらわないとダリアの出荷が増えすぎてオーバーワークになってしまいます。 芽かきのほうも手が回らない状況なので先が思いやられます。
さらに、電照もしているのでまだまだ出荷は続きます。
こんな作付けをしたのが間違いなので、来年はもう少し作付け量を減らそうと今は思いますが、「喉元すぎると熱さ忘れる」で恐らく来年もまた同じようなパターンになるのでしょうね。学習ができません。

ここにきてダリアもいろいろな品種が咲き揃い、圧巻です。なんといっても種苗会社や某ダリア園のカモになっていない品種なので”売れ筋”です。
しかし、”売れ筋”と思っているわりに売れていない?????

木曜日, 9月 13, 2007

秋の日はつるべ落とし


はるかぶりのブログの更新です。
何で更新されないのかと人ごとのように見ていたら、それもそのはず自分の順番だったのですね。全くの勘違い、これも忙しさのせいでしょうか?

このところ毎回の出荷量がどんどん増えてきて忙しくなりました。うれしいことなのですが疲れます。特にダリアの芽かきが追いつきません。アルバイトを頼みたいくらいですが、山奥まで来てくれるような方はなかなか見つかりません。


結局、自力でやるので採花の時間が遅くなってしまいます。そうなるとお世話になるのが”投光器”、秋になり日に日に日暮れが早くなってくると、これを灯さないと採花作業が終わりません。ただし色物は見にくいので白、シルバーの花で使っています。
重宝しますが、調整作業が楽になるわけではないので、これを使わないですむことを望んでしまいます。しかし、零細農家にはそんな贅沢は無く、安さにもめげず、延着にも負けずただただ採花、出荷をするのみです。

なお、薄暗くなってからのご注文のFAX、お電話は投光器がある2箇所の花のみなら対応可能です。2箇所とはあれとこれです。よろしくお願いします。