木曜日, 11月 22, 2007

雪化粧


秋は一気に過ぎ去っていってしまいました。
昨晩より小雪が舞っていましたが、朝起きたらうっすらと雪化粧です。 11月に積雪があったのは花作りを始めてから1度あったかどうかというくらい稀 有なことでしたので、あわてて冬タイヤに交換をしました。
この地は長野県といっても太平洋側の気候、関東の気候に準じますので、雪が積もるのは南岸低気圧の通過時の方が影響があります。冬型で積雪 があるのは1~2月の厳寒期だけで、大雪になることはありません。


この時期から冬型で積雪と言うことは、かなりの冷え込みがあるわけです が、ハウスの中にはまだまだ咲く勢いのダリアがいます。この冷え込みが続けばその勢いも止まってしまいますが、それまで 仕切りと油の価格のバランスを見ながら、採花終了の折り合いをつけていくことになるでしょう。

ラビエンローズ

月曜日, 11月 12, 2007

休眠も間近です。

今年は紅葉が鮮やかです。寒暖の差が大きいのが要因ですが、冷え込みは例年ほどではありません。
要するに温度差が大きいが気温は高めで推移していると言うことでしょうか。


夜温がそれほど下がらないので、暖房機の稼動もわずかで助かっています。ダリアもまだまだ咲いてくれそうな気配で、内張りを設置していない現状でこの勢いなら冬越しもできるかも?と淡い期待をしてしまいます。しかし、今後夜温が下がっていけば厳しい現実に戻るでしょう。
高冷地の厳寒期にダリアを咲かせようなど欲をかいてはイケマセン。欲張って上手くいくことなどアリマセン。燃料の灯油代も上がる一方だしネ。

電照の効果で休眠はしませんが、夜温が下がれば生育は停止するので、今後は休眠させて球根の堀上作業に移るのがここ高冷地では妥当でしょう。
その後休眠打破させた球根で促成栽培に移行できればおもしろいのですが、それもやはり”温度”が必要なことなので、どうなるでしょうか?
いずれにしろ長かったダリアの出荷もまもなく終了のようです。

木曜日, 11月 01, 2007

値上げの秋

11月になりました。今年の秋は早足で過ぎていきそうです。
圃場から見える山の紅葉は進みが早く、稜線はもう冬間近です。

寒さも急いでやってきそうですが、この秋は値上げラッシュの秋になり懐も寒くなりそうです。
ガソリンを筆頭に食料品の軒並みに値上げが続いています。そして来年にはビールの値上げ。イタイ!
原因は原油の高騰が一番ですが、それを引き金にバイオ燃料需要の高まりが穀物生産構造のバランスを大幅に崩し、様々な食料品の値上げに結びついています。
また、中国が今後いっそう資源の輸入国に転じていくので、この値上げはまだまだ序章と言えるのでしょう。(インフレ誘導の国策もあるし。)

身近に考えれば出荷用ダンボールが20%の値上げされました。中国の需要増加で古紙の価格高騰が要因の一つだそうです。その他資材も石油製品をはじめ上昇していま す。価格据置きでも送料を負担して欲しいという話も出てきています。冬季栽培の燃料代の上昇、経費の増加は避けられそうもありません。

経費は増加の一途、しかし切花単価・売上は伸びず収益の減退に直面するのは早晩やってきそうです。値上げで根を上げないような対策を講じたいところですが、どうなるでしょうか?

冬は経費がかかるので栽培を休み、夏は切花単価が安いので経費倒れにならないように休む。そういう経営・生活、してみたい。誰かやってる?