木曜日, 11月 01, 2007

値上げの秋

11月になりました。今年の秋は早足で過ぎていきそうです。
圃場から見える山の紅葉は進みが早く、稜線はもう冬間近です。

寒さも急いでやってきそうですが、この秋は値上げラッシュの秋になり懐も寒くなりそうです。
ガソリンを筆頭に食料品の軒並みに値上げが続いています。そして来年にはビールの値上げ。イタイ!
原因は原油の高騰が一番ですが、それを引き金にバイオ燃料需要の高まりが穀物生産構造のバランスを大幅に崩し、様々な食料品の値上げに結びついています。
また、中国が今後いっそう資源の輸入国に転じていくので、この値上げはまだまだ序章と言えるのでしょう。(インフレ誘導の国策もあるし。)

身近に考えれば出荷用ダンボールが20%の値上げされました。中国の需要増加で古紙の価格高騰が要因の一つだそうです。その他資材も石油製品をはじめ上昇していま す。価格据置きでも送料を負担して欲しいという話も出てきています。冬季栽培の燃料代の上昇、経費の増加は避けられそうもありません。

経費は増加の一途、しかし切花単価・売上は伸びず収益の減退に直面するのは早晩やってきそうです。値上げで根を上げないような対策を講じたいところですが、どうなるでしょうか?

冬は経費がかかるので栽培を休み、夏は切花単価が安いので経費倒れにならないように休む。そういう経営・生活、してみたい。誰かやってる?