水曜日, 12月 30, 2009

来年もよろしく

28日最終出荷、ようやく今年も終わりました。

活躍してくれた品種、そうでなかった品種いろいろですが、活躍してくれた品種には引き続き来季も貢献して欲しいものです。

来年もよろしくお願いします。
花工房やまぐち

月曜日, 12月 14, 2009

黄色系

今年の出荷もあと数回を残すのみとなりました。
売り上げはおかげさまで昨年対比でプラス、このご時世の中「好成績」と言っても良いかもしれません。

こうなると来季はこれを維持できるかが課題、難しいことです。
そのための対策は、売り上げ、坪単価の悪い品種を見極め、作付け品種を厳選し平均単価を上げていくのが一つでしょう。
数字を出してみるとはっきりしますが、黄色系の品種は成績不良です。

どうも黄色系は売れません。


5品種ありますが、採花本数も考慮しながらどれかを切り捨てることになります。
そして、代わりに稼げる品種?を増やすことになるでしょう。

パインボール、フラムドール、セレナード 
注文もないわけではないのですが、春までにはお蔵入りか決まります。

日曜日, 11月 29, 2009

師走です。

早いもので師走がやってきます。
歳のせいなのか月日の流れが早いとつくづく思います。

世の中、デフレだ円高だとか経済情勢は厳しいものがあるようで、来年はどうなっていくのか気になるところです。
しかし、考えてもどうにもなることではないし、いずれ2012年には地球(人類?)存亡の危機に陥る?らしいのでどうでもよいことかもしれません。

と言う一方で、今年も着実に冬作のラナンキュラスの時期がやってきました。
単価の方は期待は出来ないのでしょうけれど、冬のアルバイト程度には売り上げたいところです。
冬眠せずに働くのですから、それなりに報酬は得ないと意味がありません。
灯油タンクの配管交換、循環扇取り付け、プチプチカーテンなどなど資材費も掛かっています。
デフレだ円高だと言い訳なしで稼がせもらいましょう。

金曜日, 11月 13, 2009

エンドレス

雨模様がつづきハウス内は湿気が充満しています。

ダリアの出荷はまだ続いています。
画像を見るとまだまだ続きそうな気配ですが、これからは温度の低下とともに出荷量が減り、反対に暖房経費が増してくるので、切花単価の推移を見ながら出荷終了となることでしょう。

まだ二重カーテンをしていない段階なので、カーテンをして今しばらくは出荷を続けてはいくつもりですが、あと一ヶ月のうちには終了ですかね。


出荷期間が伸びることは良いことではあるのですが、その後のことを考えると?????

球根掘り上げが昨季は1月までずれ込みましたが、今季はこのぶんだと2月になりそうです。
厳寒期にこの作業は大変なので来季の直前に掘り上げ、そのまま植え付けようかとも考えています。
その場合、掘り上げ貯蔵の手間は無くなりますが、春の植え付け準備が他の品目と重なることになり、作業が間に合うかが疑問です。

一長一短。楽は出来ませんね。

火曜日, 10月 27, 2009

圃場近況

11月が間近です。
気温の低下とともにダリアの出荷量も減っております。
3番~4番花となり力も落ちてはいますが、11月もなんとか出荷は続くでしょう。

ダリアの出荷量減少分を葉物がカバーするはずですが、今年は何かイマイチです。
世田谷花きのO氏のリクエストで画像をアップしました。
下は定期注文分の圃場です。
たくさんあるようにも見えますが、大きなところはさほどありません。
定期分の量を減らしてもらいたいくらいです。

この下はレギュラーサイズのものです。
そこそこ数は切れると思いますので、定期分を終了してこちらの出荷に移りたいところです。

これもELF出荷にしようかと思っていますが、いかがでしょう?
ご注文お待ちしております。

月曜日, 10月 12, 2009

台風・進路予報の精度

先日の台風18号、全国各地で大きな被害をもたらしましたが、幸いなことに当地では風も吹かず事なきを得ました。「運が良かった」の一言につきます。

一般的に台風の進行方向の右側に位置するか、左側に位置するかで状況は大きく異なりますが、当地でもその傾向は明確で、北側の日本海を通過すると猛烈な風が吹きますが、南側を通過する場合はほとんど影響はありません。
従って、台風が来る場合はこの進路が非常に気がかりになってきます。

さて今回の18号ですが、次の画像のとおり、気象庁の進路予報(7日18時)では、予報円の中心は岐阜県・高山-
長野北部-新潟県を通過するようになっていました。
当地の北側を通ることになり、新潟県通過時でも960hPaという強さがあるので、これでは被害を免れることは出来ないと憂鬱な気分になっておりました。

しかし、つぎの画像の米軍台風情報では和歌山-名古屋-長野南部-福島(猪苗代湖あたり)-仙台ラインを予報しており、当地の南側を通過する予報です。
これが正しいならば被害も少なく済むのですが、気象庁の岐阜-新潟ラインを否定する根拠はありません。ひたすら運を天に任せるのみです。


実際の進路は長野南部-群馬(前橋付近)とほぼ米軍台風情報に近い経路をとりました。 気象庁の予報でも確かに予報円の端のほうにあたるので、予報が完全に外れているわけではありません。
しかしながら、7日18時の時点でほぼ正しい予報をしている米軍情報に対して、気象庁は予報円の中に入る程度の精度しか予報できないとはどういうことなのでしょう?
(ちなみに、5日の米軍情報はほぼ実際の進路を予想していた。)
そもそも予報円というものは「降水確率」に似たような考えのもので、外れたときの非難を免れようとする言い訳にしか思えません。
そんな逃げの姿勢では衛星をいくつも
上げて莫大な金を使っても、いつまでたっても精度は上がらないのと違います?
いっそのこと、米軍からの情報を流していれば、はずれても米軍のせいにできるのでよいのと違いますか?


なんだかんだ言っても、「本州縦断」という予報はあたったのでそれで良いとしましょう。
台風が来るときは来る。気象庁の進路予報がはずれて台風の被害があったとしても、気象庁が責任を負い、補償をしてくれるわけでもなし。
結局は予報精度が上がろうとも「運を天に任せる」しか
方策は無いのでしょう。

月曜日, 9月 28, 2009

募集中・長野県限定

今月初めより関西方面の運送を梅田生花の紹介・斡旋により丸進運輸にお願いすることになりました。
今までの地元の運送会社では梅田生花に直送されず、若干問題も生じてきていたところで、まったく持って「渡りに船」というところでした。

さらに今日からは関東方面もお願いすることになり、早速世田谷花きにELFで出荷することにしました。

この運送会社では、
・通常の横箱、縦箱そしてELFとすべてに対応します。
・周年出荷対応
・冷蔵・加温(冬期)での輸送

・エアサスペンションでの振動対応
・ELF用ハーフアルミ台車貸与
などなどいままで利用した運送会社の中でも一番のサービスを提供しています。
そして、何といっても運賃が安い。
これを利用しない理由はまったく見当たりません。

今後、丸進運輸では長野県内での集荷を強化していくそうですので、もし現状の輸送体制に問題がある長野県内の生産者の方、特に東信から松本・諏訪方面の方々、乗り換えてみませんか?

詳しくは当ブログ連絡先にお問い合わせください。
お待ちしております。

火曜日, 9月 15, 2009

これから

時が経つのが早く感じます。
もうラナンの植え込みの時期、冬の準備が始まりました。

このごろダリアの売れ行きが好調です。
季節は秋、ダリアの季節でもあるからですが、市場や仲卸の方々のチカラでもあるようです。
今のダリアに移り初めて3年、安値にもめげず出し続け、ようやく認知され始めた結果とも言えるでしょう。
少量多品種なのでなかなか大量の注文に応じられませんが、このあたりが今後の課題です。

今後はグループのメンバーが品種を重複させずに作るようにすべきでしょう。
そして、「草花☆工房の桜貝」というように各自のトレードマークになるような品種を作り、各個人の”色”がでるような品種を絞り込み、出荷量を増やすようにしていければ良いのですが、どうでしょう?
現状ではハードルは高いですね。

しかし、他産地のまねをせずグループ独自の品種を選んだことが結果的には良かったと思います。
ほとんどの品種は他では手に入らないものなので、何かインパクトがあったのではと思っていますが、実際のところはどうでしょうかね?
これからはそのあたりも理解してもえるよう努力していかなければならないでしょう。

ダリアの出荷ももうひととがんばりです。今後も売れ行き好調を期待して。
(まもなくELF出荷となります。)

火曜日, 9月 01, 2009

販売促進活動

先日、世田谷花きのM課長と仲卸の方々がお越しになりました。

圃場を見ながらいろいろ話をさせていただきましたが、その中でも「市場に生産者が出向き、販売促進活動をするべきだ。」と言うことを仲卸の方が強調されておりました。
私としては「営業」が好きではないので、こうして生産者になったわけで聞いていて非常に気の重い話題でした。
原則から言えば、市場に販売委託をしているわけなのだから、生産者の手を離れた荷は市場が責任を持って販売するべきで、当然そこには販促活動も含まれているはずだと思うのですがね。それではダメだとさ。


このところ出荷量も少なくダリアの開花も谷間となっております。
そういうときに限って「注文」が結構入ってきます。
せっかくの注文なのに「ありません。」と答えることになってしまいます。
通常でも出荷している2社から同品種に注文が入ると最盛期で無い限り、応じるのに困ることが多々あります。(生産量を増やせばよいのですが、シーズン通して売れるわけではないのでそこそこ作っておく方が無難と言うものです。)

そう考えると販促活動をしてもし注文が増えるようなことになれば「ありません。」を頻発することになりかねません。
なんやかんや言って販促活動をしないための言い訳を考えているわけですが、「知る人ぞ知る」生産者ではイケマセンかね・・・・。

ただ、販促活動で普段の価格が1割くらいアップするならやったほうが良いかもしれませんね。そこは他のメンバーの力に期待しましょう。
とりあえず、販促のための資料を木幡さんが作ってくれることになりました。
来週のミニストリートライブで配ってもらうようにします。

人間の代わりに資料で済ませれば御の字なのですが、どうなるでしょうか?
これでお茶を濁して・・・・・・。

金曜日, 8月 21, 2009

ダニ剤

ダリアの出荷が続くかぎり、相変わらずダニの防除に明け暮れております。
ダニ剤のローテーションと言っても、一作一回の使用に限られる薬剤がほとんどなので、次第にネタ切れになってきます。


アカリタッチやサンクリスタルと言った脂肪酸化合物は物理的にダニを死滅させる(=窒息させる)ので抵抗性がつかず何回も使えるので重宝しますが、殺卵作用は無いのが弱点でダニの密度を減らす程度でダニを駆除するには至りません。


「粘着くん」という同様の効果がある商品もありますが、こちらはでんぷんを原料としており、要は「のり」で物理的に死滅させる作用性です。 効果としては脂肪酸化合物の商品と大差は無いのですが、価格が割高なので頻繁に使ってはいませんでした。

これはデンプン液剤で「有効成分:ヒドロキシプロピルデンプン 5%」というものです。
要するにでんぷんを水に溶かしたものだと推察されます。
この容器1リットル入りで¥1,700ほどの価格です。
希釈倍率は100倍ですので100リットルの薬剤を作るのに¥1,700となり、通常使うダニ剤よりも高価なものになってしまい、頻繁に使うのは躊躇したくなる代物です。

ならば「でんぷんを水に溶かしたもの」を自作すればと思いネット検索。
やはり考えている人はいました。でんぷんが成分の洗濯のりを使えばOKです。

画像左側のものは小麦でんぷんとタピオカでんぷんで出来ているもので、500グラム¥78で当地のホームセンター(D2)で入手できました。
これを100倍に薄めて使ってみました。つまり50リットルの「薬剤」が原価¥78で出来るわけです。

さて、効果のほどですがけっこうあるように感じました。
うまく散布できたところでは、成虫はもちろん卵もコーティングされて死滅しているように見えます。

ちなみに100倍だとやや濃いようで茎がべたつく感じがしますが、このべたつきがダニに効くようにも思えます。200倍での散布も今後比較してみたいです。

まだ2回のみの散布ですが、花に散布しても薬害は無く、他の薬剤との混用も問題無さそうです。

ただ、あくまでも感覚的なもので、実証したデータがあるわけではないので、さらに今後使いながら検討していきたいと思っています。

どなたかお試しの方、既に実行済みの方、どんな状況かコメント頂ければ大いに参考になるかと思います。コメントお待ちしています。
ただし、もちろん登録農薬ではないので使用に際しては自己責任でお願いします。

希釈に関してですが、散布時に薄めると溶けきらないものが残りむらが出来るようです。
前日以前にペットボトルなどで水を加えて攪拌して2~3倍に溶かしておくと良いです。
それを長期に保存するにはカビの発生の恐れもあるので、カビ止め材を加えるか冷暗所に置くと良いかと思います。

使用後は固着によるノズルのつまりを避けるため、水を通して洗っておいた方がよいでしょう。

洗濯のりには化学合成の液体のり(クラノール等)がありますが、これもわずかに試しましたが使えるような気がします。

いずれにしろ「粘着くん」を発売している大手S化学、暴利を得ているのと違いますか?

金曜日, 8月 07, 2009

「ビーナス(ヴィーナス)」

今日のお勧めは、白ダリア、ビーナス(ヴィーナス) です。
スイレン咲きの大輪、茎も剛直です。

ブライダルはじめ業務需要に重宝される良品かと思います。
画像よりもさらに大きく開花し、白さが映えます。

今日も突然の注文があり、宅急便で都内の某有名ホテルに向け発送しました。

今日は草刈り作業中に蜂の巣を引っ掛けたのか、蜂の大群の猛攻を受けてしまいました。
飛び跳ねて逃げ、切り抜けたかと思ったのですが、右手親指の付け根を一ヶ所刺されました。

その後、村の診療所に診てもらいに行きましたが、
「蜂は黄色の3cmくらいのものでした。」と説明すると、
すかさず先生曰く、「アシナガ蜂だね。」と。

私は「足は長くなかったですよ。」と言うと
先生「アシナガ蜂だけでも18種類はいて、足の短いのもいるんだ。」と

私がまた「スズメバチの小さい感じのものですよ」と言うと
先生「スズメバチも14種類くらいいるが、アシナガと毒の種類は同じなんだよ。」と言いながらスズメとアシナガの形態の違いを図を描いて説明してくれました。

この先生、実は蜂の研究の第一人者なのです。
蜂に刺されたときはすぐに毒を出して、ここで診てもらうのが一番です。
ただ、この先生ご高齢なのでいつまで診療を続けていただけるのかが、村の悩みでもあります。

処方された薬を飲んで、症状は幸い軽く治まりそうですが、残念ながら、今夜の晩酌はなしです。

日曜日, 7月 26, 2009

「オレンジェム」

今日のお勧めはダリア オレンジェム。

混じりけのないオレンジ色は柑橘類のオレンジ色そのものです。
オレンジ色のダリアの代名詞と言っても良いほどの秀品。
知る人ぞ知る名品です。中輪のボール咲き。


曇天、雨。じめじめとした陽気が続いています。
とても梅雨が明けたとはとても思えない日々ですが、気象庁は「この雨は梅雨の雨ではない。」とのことで、梅雨明けの訂正はしない(関東)そうです。

しかし、梅雨前線の活動による雨に間違いなく、実際これは梅雨の気候でしょう。
(少なくとも信州の当地では。)

いずれにしろ蒸し暑い。標高800m、朝晩は涼しいのですが、日中は充分暑いのです。
体もこの標高に慣れているので、少々の暑さ特に蒸し暑さがこたえます。

ただでさえ出不精なのに、暑い下界のことを思うとさらに外出の足が遠のきます。

日曜日, 7月 12, 2009

「フラムドール」

今日はこちらをお勧めします。

「フラムドール」 黄金色の大輪、セミカクタス咲き。

咲き始めは「マヤの神秘」に似たオレンジ系の色合いですが、明るい黄色の単色に咲き進むにつれて変化していきます。軸はきわめて剛直です。花持ちも良く、蕾からでも大きく咲きます。


今日、木幡さんと話をしていて、「今年は出荷しているダリアの花の大きさを表示する。」という課題があったことを思い出させてくれました。既にかなり出荷しているのにこのことはまったく忘れておりました。
つまり、取り組むつもりがないと言うことでしょうか?

大きさと言っても1番花と2番花では大きさも違ってきますし、同じ1番でも株によって茎が細いものは当然花が小さくなります。
この品種は何cmくらいですよと表示してもそのとおりの大きさに咲くかどうか?
切り前が硬ければ大きく咲かずに終わってしまうこともあります。
実際問題大きさが表示がされていたとして、それを当てにして買う買参人の方っているのでしょうか?

私の場合入り数によって分けることをよくやります。
例えば茎の太いものは20本、細いものは25本の入り数と言った具合です。
当然細いものは花が小さいという傾向になります。
価格の方は20本入りより、25本入りのほうが1本単価は安くなる流れになります。
やはり見る人は見ているというか、阿吽の呼吸のような。

大きさの表示の仕方、良い方法があれば教えてください。
とりあえずは栽培品目のダリア画像アルバムに大きさをコメントしておきましょうか。
時間があればですが・・・・。

火曜日, 6月 30, 2009

試作品

7月がやってきます。
暑さで花が売れない時期ですが、ダリアの出荷が着実に増えています。

これも高冷地の宿命でしょうか。

まだ本年出荷予定の全品種が揃っていませんが、かなりの品種数、量です。
しかし、数が多くても売れなければお金になりません。
単価の低迷は毎年恒例で、この時期仕方が無いのですが・・・・・・・。
切り戻せばせって??????

「これでも(他産地に比べれば)売れている方ですよ。」と市場から言われれば、もっともかと妙に納得したような気になりますが、結局は儲からんのです。


今年も試作品を栽培しています。
ゆくゆくは起死回生の一品となって欲しいものですが、試作品ですので株立ち、丈の伸び、露芯等々とわからないことも多いので、実際のところは切花として出荷に向くかどうかは栽培を重ねてからでないと結論は出ません。
さらに、栽培はOKでもある程度の量を出荷しないことには評価も出てこないので、それにはまた数年の歳月を要することになるでしょう。

気の長い話です。

土曜日, 6月 20, 2009

ラークスパー


ラークスパーの出荷が最盛期を迎えました。
この時期の開花は咲き始めるとすぐ咲きあがり、満開になってしまいます。
時期的に結実の頃なので早く種子をつけようとする植物の生理がそうさせるのでしょう。
高温も関係するのか、頂花(天花)から咲こうとするもの、側枝も同時に咲くものなど季咲きとは異なる開花が見られます。

この時期のラークスパーを栽培して20年近くになりますが、未だ納得できる品種に出会えません。
立ち枯れやウドンコ病になりやすいもの、穂が短くなってしまうもの、花の間隔が粗くなってしまうものなど難点が見られるものがほとんどです。
自分で種取していても、固定していないせいか前年とは異なる形質が現れてしまうこともあります。

何年経っても上手く作ることが出来ません。今年もまたです。
そうは言っても、耐寒性は抜群で初夏のこの時期に作るには捨てがたい品目です。
単価は年々下げていますが、他に代わる品目もあるわけでもないので来年もまた作ることになるでしょう。

金曜日, 6月 12, 2009

ダリアの出荷開始

当ブログもhananikki2に移行させていただきました。
一個人の力、ボランティア精神でこのような素晴らしいサイトを運営していただけることに、感謝と敬意を表したいと思います。
個人での運営の方が自由度を確保できるのでそれを重視されているのだと思いますが、いつまでも無料で利用してて良いものかとあらためて思ってしまいます。
よくわかりませんが、業界のバナー広告くらい入れても良いのではないでしょうかね?



ダリアの出荷が始まりました。
ダニの活動も始まっています。

ダリアとダニにこれから6ヵ月ほど振り回される日々が続きます。それと低価格も?
いまのところウィルス株は見当たらないので、その心配からは開放されそうです。

来週から出荷品種数も増えていきますが、暑さに負けずお買い上げいただけることを期待しています

日曜日, 5月 31, 2009

例年どおり

梅雨入りしてもいないのにここ数日梅雨のような日が続いています。
今日で5月も終わりです。
今月はタイツリソウが霜でやられ、オダマキは風で曲がり出荷は低調でした。
年初からテンションが下がりっぱなしですが、さらに上がる気配なしです。

来月からは例年どおりの品目が例年どおり出荷される予定ですが、価格の方は例年どおりとなるでしょうか? 例年より「上げ」ならともかく、「下げ」ならばまたテンションが・・・・・。




派遣切りの話題もマスコミに取り上げられなくなりましたが、農業への「就職」はその後どうなったのでしょうかね。
おそらく低賃金がネックでほとんど農業には飛び込まなかったのでしょう。


それも当然。再生産価格を下回る状況が絶えない農業では低賃金が恒常化しているわけで「好きでなければ」勤まらない職業と言えるでしょう。

当然花き生産もこの範疇に含まれるわけで、「低価格-低賃金」に陥っています。
「売れない」と言うだけでなく、業界上げて方策を・・・・と思いますが、今まで、
業界全体の将来を見据えたオピニオンというものを業界を仕切る立場の方々から聞いたことがありません。

金曜日, 5月 22, 2009

アザミウマ対策


普及センターの依頼で画像のような防除試験を始めました。
狙いはアザミウマ類で、白いシートとハウス側面のシルバーのテープでハウス内への飛び込みを減らそうという試みです。
昨年、粘着シートで栽培期間中の捕殺数を把握してあるので、これら資材の設置でどれだけ効果がでるのかがわかります。
さて、どんな結果になるでしょうか?楽しみです。

月曜日, 5月 11, 2009

ダリア植え込み

「1月2日の那覇市からスタートした桜前線が約4カ月かけて日本最東端と最北端に到達した。 」とニュースで報じられていました。
今まで知りませんでしたが、 根室はチシマザクラで、釧路市と稚内市はエゾヤマザクラの開花のことだそうです。
桜前線というのだから、同じ桜、つまりソメイヨシノの開花が北上していくことをあらわしているのだと思っていました。
そうでなければ記録として正しい意味を成さない気がしますが・・・・・・、私だけ?????
思い返せば、沖縄もソメイヨシノではなかったような・・・・。

我が家のイヌザクラも満開です。


3月中旬より始まったダリアの植え付けもほぼ終了しました。
芽だしをしてすぐ芽が出る品種、なかなか芽が出ないもの、また、発芽を抑えるため冷蔵庫に入れっぱなしのものなどの組み合わせで随時植え込みをしてきましたが、ようやく終了です。

品種数は削ったつもりが、結局20品種になってしまいました。

いずれも他産地にはないものなので、定番の花色以外のものをお探しの方にはお勧めです。
今年もこのダリアに乞うご期待!

(品種の詳細は別途「裏庭日記」に近々アップします。)

火曜日, 4月 28, 2009

凍みる

霜注意報が出ましたが、ハウス内なら大丈夫だろうと思っていました。

朝、温度計の最低気温表示は-3℃の表示だったのでひと安心と思いきや、ハウスを開けるとずいぶん凍みている株がありました。
芽が死んだものは、また下から仕立て直しです。残念。
4月前半は初夏の暑さ、暑さに慣れたところにここへ来ての寒さの戻りで-3℃程度でも耐えられなくなってしまったのでしょう。

露地はさらに状況が悪く、しばらく出荷できません。
寒さに弱いなら咲かなきゃいいのにと思ってしまいます。

土曜日, 4月 25, 2009

市場視察


24日、世田谷花きに行ってきました。 開場時以来の訪問です。すっかり出不精となった私にとって気が重い出来事でしたが、メンバーの仲間に押されてようやく出かけました。

始めに、某仲卸でお話を伺いました。
草物に対する思いの違いを再認識させられると同時に、何か草物の回帰、復活につながるような道筋に向かって多少は努力をしなければならないかとも思いました。また、興味のある品目についてのアドバイスをいただきましたが、あまり実利的でないことが見えたようにも思いました。

市場ではM成、F川両課長にご多忙のところ長時間にわたり応接していただき感謝、感謝です。
ダリアを中心に今後の出荷・生産のアドバイスをいただきましたが、品種の絞込みが出来ていない現状ではまだまだ課題が多々あることに再認識させられました。
まずはできるところから一歩づつ改善していくしか道はありません。

最近テンションが下がりっぱなしですが、久しぶりに刺激を受け少しは力がでそうです。つかの間でしたが良い時をすごさせていただき、関係の皆様には厚く御礼申し上げます。
次は
是非この青木村でお会いしたいものです。

金曜日, 4月 10, 2009

花粉症

つい先日雪が舞っていたのに、昨日、今日は5月中下旬並みの気温に上昇。体がついていきません。
この気候変化、ここ数年で温暖化はすごい勢いで進んでいるように感じます。
「明日のエコ」ではもう間に合うまい。

こう暑いとラナンも株が休み、出荷も終了になります。
このあとラクスパー、ダリアが始まるまでは少量の草花類の出荷が続きますが、その一つがセリンセ。
寒さにも負けず生育し4月からの出荷が出来るのですが、この花粉結構きついです。

スギ花粉の対応が出来るようになって楽になったのですが、このセリンセの花粉でまたまた同様の症状が繰り返されます。来季は栽培をやめたいと思うのですが、代替の品目があるわけでもなしどうするか思案のしどころです。

日曜日, 3月 29, 2009

名残雪


例年ならば冬タイヤの交換を済ませているのですが、この27日は銀世界に戻ってしまいました。
桜の開花・予想は1週間ほど早いそうですが、暖かいのやら寒いのやら変動が大きすぎます。
寒の戻りにしては戻りすぎでしょう。
今年もこんな気象パターンが続くのでしょうかね?

日本酒の季節も終わったかと思い、ウィスキーを舐め始めたのにまた日本酒が恋しくなりました。
鍋と熱燗に戻りました。
先日は初夏の暑さにビールが旨かったのですが、こちらも忙しいです。

近々予定していた定植作業もこのぶんではしばらく様子見です。

月曜日, 3月 09, 2009

越冬ダリア

無化温ハウスでダリアを据え置きにしてみました。
今冬も暖かかったせいもあり、氷点下10度以下になることもほとんど無く、凍みにも負けず越冬しました。
ダリアの球根が越冬し芽も動き始めたのは良かったのですが、同時にダニも越冬し活動を再開したようです。
これから掘り上げ移植する分は、マシン油のどぶ付けという荒業で対処しようと思いますが、そのまま生育させる分は初期防除を徹底させねばなりません。今年もまた「ダニとの戦い」の始まりです。


**************

今週は苗木の買い物ツアーに出かけます。
明日のことなど考える余裕も無いほど厳しい現状が続いていますが、生産性の高いもの、省力的なものなど今後将来につながるような素材を探してきたいと思います。
先が見えるのに3年くらいかかるような素材ですが、私はそんなに気が長かったかなぁー?

土曜日, 2月 21, 2009

無欲に

久しぶりの花の画像です。


最近の相場はどうなんですかね?
売れていると言う実感は無いのですが、かと言って売れないという感じでもなし。
安値安定に慣れてきてしまったせいでしょうか?


確定申告に備え帳簿を締めましたが、売っても売っても経費がかかるだけで純益は伸びる気配がありません。昨今の社会・経済情勢ならば、このまま一年乗り切れれば上出来なのでしょうね。

しかしながら、これから先どうしたものかと思ってしまいますが、これと言った策があるわけでもなし。
あれこれと欲張って手を広げてもそう簡単にはいきません。
欲をかかない、日々出来る事を積み重ねていく、それが確実な道でしょう。

自戒をこめて。

月曜日, 2月 16, 2009

ガザ地区のカーネーション

先日の新聞によると「イスラエルはオランダ政府の要請により、バレンタインデーを前にパレスチナ自治区ガザ地区に対する花き類の輸出禁止措置を一年ぶりに暫定解除した。ガザ地区ラファでは業者が欧州向けカーネーション、25,000本の出荷作業に追われた。」そうです。
25,000本というのは、栽培されている花の一部に過ぎず、残りは「羊のえさにするしかない。」そうです。
エジプトが進めている停戦交渉では封鎖解除も議題となっていますが、イスラエルが今後の輸出を認めるのは困難でしょう。

しかし、初めて知りましたが、ガザ地区で毎年ヨーロッパ向けのカーネーションが6000万本も栽培され、ガザ地区の収入源でもあり、エジプト経由でヨーロッパに送られていたそうです。

それにしても、イスラエルのガザへの攻撃のニュースを見聞きするたび、過去に収容所へ送られ「大量虐殺」の犠牲を強いられ、抑圧された民族が今また他民族に対し同様な「抑圧」を強いているとしか思えません。
言い換えれば、人間というものは決して歴史から教訓を学ぶことなど無いのかもしれません。

ともかく、ガザのカーネーションですが、日本にもオランダ経由で輸入されているのでしょうか?
輸入されるならば、「パレスチナのカーネーション」というメッセージ性の高い商品になることは間違いなく、手に入るなら私は是非欲しいと思ってしまいます。
しかし、
今の日本では多くの人に理解して買ってもらえるのは期待薄でしょうかね?
これだって広義の意味で「フェアトレード」と言えるでしょう?

母の日商戦の備え、イスラエルと交渉して日本に輸入することを企てるような、気骨ある商社マンはいないものですかね?


日曜日, 2月 01, 2009

レイアウト

このブログも3年目になりました。(祝!)
ところが、最近更新が進みません。(私だけ?)

日々雑感の日記ですので、ネタが無いわけではありませんが、昨今の低迷する経済・社会情勢、それに即応しない陳腐な政治家、官僚、と言う憂鬱になりそうな現実のせいか、あるいは単に個人的な気分なのか、ブログの更新にいたりません。

そんな訳?で、レイアウトを若干いじりました。
トップにメンバーブログです。
グループとは関係なく個人の思い入れが出るところです。

特に、信州「草花☆工房」のブログは洗練された秀逸な内容で必見です。
どうぞお楽しみください。

日曜日, 1月 04, 2009

初出荷

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。


今年も何故かクリアな画像は見れ(せ?)ません。あしからず。

本年初出荷です。今年も始まりました。

最良の年にならずとも、最悪の年にならないことを願っています。

おそらく今年も単価は下げていくのでしょうが、一年間休みなく出荷を続けていれば、山あり谷ありで最終的には落ち着くのではと思っています。

谷の連続で這い上がれないことにはならぬようお願いします。