土曜日, 6月 27, 2015

ウィルス濃度を下げたいが・・・・・。

春先にダリアの挿し芽作業を育苗用ハウスでやったのですが、その際にウィルス感染したようで、
挿し芽苗を植えた株ははことごとくウィルスの症状を呈してきました。
かなり強烈なウィルスのようです。
スリップスが僅かにいたのですが、さほど気にせずにいたのが間違いでした。
作業前に防除をすべきで、今となっては後の祭りです。

マスキングされて症状を呈しない品種も若干あるのが救いです。
しかし、これも来季は発症するかもしれず、いずれは球根のあるいは株の、さらには品種の更新をしなければならないのかもしれません。

長年ウィルスをかかえながら凌いできたのに、墓穴を掘ってしまいました。
なんとかウィルス濃度が下がる「若返り」をさせる方策を考えなければなりせん。


火曜日, 6月 02, 2015

土壌消毒


ダリアの植え込みも終了、気が付いたら6月になってしまいました。


春先にクロピクのマルチ同時施用のデモがありましたが、 今日は蒸気消毒です。
古い機械の整備を兼てのデモとなりました。

連作していると土壌消毒の必要に迫られます。
しかしながら、今は亡きサンヒュームに比べると、どの方法も一長一短があります。

私の場合、球根を植えてからマルチをするので、クロピクのマルチ同時施用は不要です。
また、クロピク液剤施用のために潅注機材を買ってまで施用をする気にはなりません。
さらにクロピクフローというのもありますが、灌水チューブの設置することになりイマイチ面倒です。


この蒸気消毒はクロピクフローよりもさらに大掛かりになってきます。
本体が重い、蒸気用ホースの設置、付属資材が多いといったところに難があります。
また当方圃場は水道が無いので、冬季、早春水路に水がないと大型タンクで水を運ばないと使えません。
しかし、クロピク等と違って被覆処理を数日、ガス抜きを数日とかける必要がなく、すぐ次の作業が出来るのはメリットです。



施用の簡便なクロピク錠剤は錠剤1個/30㎠ と数多く施用しなければなりません。
それに比べるとクロピクテープは施用が楽なのですが、やや割高です。

一番簡便なのはバスアミドですが、施用の際の土壌水分含量に気を付けないと薬害の恐れありです。また効果が低いとの説もあります。

結局今季はクロピクテープとバスアミド、そして消毒なしの3パターンで比較しています。
現在のところ、消毒したほうがしないよりも生育は若干良さそうです。

なんとなくですが、一番割安なバスアミド処理の後、微生物資材の投入が良さそうな気がします。