木曜日, 3月 29, 2007

突風?竜巻?なんだこりゃ?


今朝8時過ぎゴォー ドゥドゥドゥーという轟音とともに強風が吹き続けました。コンテナやワラ束が転がりすさまじい風でした。コンテナを拾い集めふと右を見るとハウスの被膜がはがれパタパタしているではないですか、まだ吹き続く強風の中、被膜を片側に手繰り寄せ、とりあえず風が止んでから張りなおすため結んでおきました。
これで一安心と思いきや別のハウスでは画像のとおりのありさま、片側のパイプがほとんど抜けて浮き上がってしまいました。パイプが風で抜けるなんてことは初めてだったので、呆然。どこから修復するか考えあぐねてしまいました。


出荷を終えて、たまたまShinちゃんに会ったら手伝ってもらえることになり、Shinちゃんの力と技とを駆使してもらい夕方5時には2つ目画像のとおりなんとか修復できました。元に比べればまだすこし浮いていますが、これなら十分栽培はできそうです。 Shinちゃんありがとう。

それにしてもハウスが浮き上がってもマルチは被害なしとは理解できません。突風と言うよりは竜巻に近かったのかと考えられます。
いずれにしろ春は嫌いだ。被害があるのはたいてい春の強風。今年はこれで終わりにしてほしい。

水曜日, 3月 28, 2007

ミシマサイコの苗


そろそろミシマサイコの苗の配布時期になった。一作年、安請け合いをしてプラグ苗つくりの受注をしたが、3年目になっても上手く作れない。発芽は悪いし、立ち枯れはする、今年も不本意な苗となってしまった。GA処理や立ち枯れ予防など対策は講じているのだが、まったく改善されない。

M社ではミシマサイコのプラグ苗を販売している。これが¥50/プラグ1苗で商業ベースにのると言うことは、発芽、立ち枯れに関しまだまだ工夫の余地があるとも考えられる。来年からは受注したくないところだが、やるしかないか。

木曜日, 3月 22, 2007

寒の戻り


暖冬と言っていたらここに来て寒い日ばかりが続きました。あまりの暖冬すぎて気温の帳尻を合わせているのかと感じます。
この寒さで定植を控えていることもあり、定植適期になった苗が育苗ハウスに溜まってきました。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますから、週末か来週には定植作業を再開したいとおもっています。
そうしないと、ダリアの芽だしの場所が不足しそうです。

寒いとは言っても、紫外線が強いので顔がゴワゴワ、唇はカサカサの日々が続きます。さらに、目と鼻にスギ花粉です。

火曜日, 3月 20, 2007

フラワーキャップ考


フラワーキャップというものを使ったのは花栽培を始めた年だけで、その後はまったく使ったことが無い。フラワーシート(フローラエース)で花全体をくるむだけである 。
何故かと言うとフラワーキャップをかぶせるのが手間で時間の無駄だからである。また花屋さんでは破って捨てるだけのゴミでもある。

フラワーシートも捨てればゴミだから同じであるが、あるお花の先生の話では「これで包めば花がしおれないので、花の持ち歩きにはこのシートを使う」そうである。それも「捨てないで繰り返し」。このシートにはエチレンガスを吸着する成分が含まれ、花の老化を抑えるので、根拠のない話ではない。捨てないで再利用されればいいのだがそこまで認識されていないだろう。

花の出荷資材は多くは結局ゴミと化す。段ボール箱では留め金具も分別する必要があるので金具の無いダンボールも使われているが、それもまだまだ改良の余地はありそうだ。
バケットを利用すればダンボールの問題も解決するのだが、輸送体制がなかなかそれを可能にしてくれそうに無い。一長一短、将来的な課題としておこう。

将来的と言っても、「いつまで花作りをするのか」とときどき考える歳になってきたのでおそらく、主体的には考えないだろう。現実は、昨日・今日・明日を考えるのがやっとのところだ。それでは”その日暮らし”のようなものであるが、そのとおり。昨日、今日と同じように明日も生きていられるかはわからない。

日曜日, 3月 18, 2007

ダリアの芽だし


 少し早いが、ダリアの芽だしを始めることになった。今回芽だしをする球根はおおむね芽の位置がわかる。しかし、その規則性はまだまだ私には理解できない。
ときには画像のように、茎とは関係ないところから発芽するものもある。難しいことである。

一つ一つ観察していたらとても作業は終わらない。結局適当にやってどこから芽が出るか規則性などわからずにまた次のシーズンを迎えることになりそうだ。
もう少し努力をしなければいけないか。

木曜日, 3月 15, 2007

不耕起連続栽培



不耕起連続栽培。
これからラクスパーの定植始まり。そして後作はラナンキュラス、さらにそのあとにダリア。
つまり作型は3月~7月/ラクスパー、9月~6月/ ラナンキュラス(球根堀上まで)、6月~11月/ダリア。
2年間で3作を不耕起で連続栽培する。

この作型では連作障害は無い。これは連作しないから当たり前のこと。また、施肥を少量で済ませるが地力があるから出来るワザ。

これは師匠の教え「べと(土)作り」を続けてきたからこそ 20年近く土が答えてくれるのだろうと思う。
ものが作れるようになるのに3年、納得できるものが作れるようになるまで10年と言われたが、まさにそのとおり。今は地力の維持が課題だがまだまだ奥が深い。「べとに預けておけばものはできる」と言う師匠の言葉には近づいた気がしても、また遠くなるその繰り返し。毎年毎年悩みが多い。
それもそのはず、表土10~20cmの土壌検査の結果と実際の耕土30~50cmを相手にするのでは考え及ばぬ世界があるわけだ。
間違いないのは団粒構造、ミミズが多い、耕土が深い、そういう土であれば根はすくすくと伸び上体の茎、枝もそれに応じてしっかり健全に生育していく。
近年の生育はかなりいい感じになっていると思うが、それで良しとはならない。これからも「べと作り」は続く。

火曜日, 3月 13, 2007

鯉の如く


今日は花つくりの師匠による花仲間のためのちょっとしたお祝い事がありました。

三月三日の節句も過ぎたばかりで、五月五日の節句もまだ先ですが珍しい鯉にお目にかかりました。鯉の開きの塩焼きです。

信州の有名料理には鯉こく、鯉のあらいとあります。
しかし、長野に移り住んで18年、鯉の塩焼きには初めてお目にかかりました。
味はなかなか期待以上でした。鯉こくは食べると骨の多さにちょっと閉口しますが、この塩焼きはそれほど骨に煩わされることもなく、”鯉”再発見と言うところでした。
温泉旅館でのひとときでしたが、このメニューをもっとアピールすれば十分反響が期待できるとおもいました。
皆さんも是非お試しください。長野県小県郡青木村 田沢温泉の旅館です。

日曜日, 3月 11, 2007

三寒四温


先週は4月並みの気温の日もあり、頭も体もすっかり春のモードになったとたん、冬に逆戻りです。
しかし、日差しは春なので午後には雪も融けていきました。冬と春の狭間で体が疲れます。

明日からはいよいよ無化温ハウスの定植を始めます。そろそろ始めないと6月出荷のネタがありません。多少寒くても苗にはがんばってもらいましょう。

木曜日, 3月 08, 2007

福寿草


ウチの庭では福寿草も終わりに近づきスイセンの時期に入ろうとしている。いずれにしろ、2~3週間早い。

それで、暖冬、地球温暖化の話題に入るところであるが、今日はそうはならない。花の相場の話題である。お彼岸用の花も前倒しで出荷され、春の花はいっせいに市場にあふれている気配だ。
4月並みの気温の日もあり、ウチで出荷の花は今週からバンバン咲いてくる。切り前が甘くなりすっかり相手にされなくなった。どっちにしろ、切り前が適正でも売れる気配はなさそうだ。

市場に花があふれているときは何を言っても無駄。無くなれば何でも売れる、それが需要と供給の基本。
ラナンの切り前をゆるくして茎を硬めにしているのに、ゆるいから売れないとか。売れる基準と言うものはその時々の一喜一憂。それが相場というものでいたしかたない。

日曜日, 3月 04, 2007

チョウ暖冬

例年なら4月の中旬にならないとお目にかからないモンシロチョウが登場した。一ヶ月半も早い登場だ。暖冬それもチョウ暖冬だ。

原因は地球温暖化に決まっていると思うし、「不都合な真実」で言う「Turning Point」をもうすでに超えているように思う。では今何をすれば良いのか?

それは「人間を減らせばいい」それだけのことだが、それ以上のことは誤解を招くのでヤメ。

いずれにしろ、人類だけが膨張し他の生物種が減少・絶滅していく現状がおかしいのよ。


仮に地球温暖化、環境悪化で人類が絶滅しても、地球は残るだろうしそこには何らかの生物がきっと生き延びるに違いない。それは地球にとって想定内のことだろう。

木曜日, 3月 01, 2007

ヘリスキー

画像正面左側の山が根子岳(標高2207m)、そのふもとが菅平スキー場。
例年ならばヘリスキーの時期である。スキー場ゲレンデから根子岳山頂までヘリコプターで飛び、左側の稜線沿いに滑り降りてくることができる。

しかし、今シーズンは暖冬で雪が無いためほとんど運行されていないようだ。
ヘリはウチの圃場の上空を飛んで松本空港とスキー場を往復(通勤)するのだが、その音が聞こえた日は数えるほどで、シーズンは早々と終わったような気がする。

まだ若かりし頃、山スキーにシールをつけて頂上まで登り、滑走して降りてきたことがあったがあれから何年経ったのだろうか。