月曜日, 4月 16, 2012

AGS ダリアカタログ

AGSのダリアカタログがまた届きました。
秋田国際ダリア園のW氏が作出した品種を中心に販売する、通販カタログです。
以前は利用していたのですが、目が慣れてきたせいか、このところ内容を見るだけで注文はほとんどしなくなってしまいました。


このカタログ、ダリアの画像に「育てやすい」「丈夫」「切り花」「初心者向け」などのマークが入っています。
しかし、この「切り花」の意味がよくわかりません。
「切り花」に向くと言っても、ダリアは花保ちが良いわけではないので、何が「切り花」向きなのでしょう?
ステムの長さ?花首の硬さ?実際のところ「切り花」向きを作ってもさぁーどうなの?という感じです。
何をもって「切り花」向きなのか?問い合わせてみれば良いのかもしれませんが、明快な答えは返ってきそうもないように思えます。

わたしのダリア栽培では摘芯後の一番花を採花後、二番花さらには三番花と採花しますが、今まで栽培したことのある、こちらのダリアは二番以降がイマイチです。一番に比べ花の大きさがずいぶん小さくなったり、露芯したりと難点が目立ちます。
また三番が採れるものなどお目にかかっておりません。
結果、一番花の1本単価が高くても、トータルでは単位面積当たりの収益は上がらないことになってしまいます。
当初は自分の栽培技術のせいかと思っていましたが、現在自分が栽培しているものと比べると、品種の能力の問題であることがはっきりしてきました。

考えてみれば、このカタログ「営利栽培」用ではないんですね。ダリア趣味家のためのものでしょう?
大手種苗会社の「営利栽培用」カタログを見慣れていますが、切り花用の品種は収量はそこそこあがります(販売単価は別ですが)。
そういう思い込みから、このAGSのカタログも同様のつもりでいましたが、それは勝手な思い込みで、「切り花」向きであってもけっして「営利栽培」向きではないのです。

それにはなんとなく気づいていたので、このところほとんど利用していなかったわけです。
「当たり前」と言えば、それまでの話です。