火曜日, 5月 06, 2008

セベ・バレステロス?

タイツリソウは昨秋に植え替えたので、今季の花立ちは少なく出荷はすぐ終了の見込み。

次はバルストリス。
この名前を聞くと80年代に全盛だったゴルファー、セベ・バレステロスを連想する。
名前の由来には関係ないと思うが、出荷時に名前を書くときに頭に浮かび、絶えず間違えそうになる。

露地でこの時期に咲くのは良いのだが、
ユーホルビア属特有の乳液がでるので、ちょっと扱いにくい。

月曜日, 4月 28, 2008

鯛釣り


セリンセもいい花なんですが、花粉がねぇー・・・・。
スギ花粉への対処がうまくいくようになったのに、代わってセリンセの花粉症がひどくなってきました。
この調子ではいつまで作り続けられることやら・・・・・。



そんなセリンセですが、いよいよ終わりに近づきました。
細くなってきたので倍束構成が増えます。


次は鯛釣りの季節です。

水曜日, 4月 16, 2008

順調です。

2月に挿し芽をした苗も順調に生育しています。
霜が降りるような気温でもハウス内ならば無加温でもOK、通常の球根植え付けにくらべ1ヶ月以上早く摘心の作業になります。

出庫した球根は現在催芽作業中です。
今季の球根貯蔵は腐りもまったく無く、好成績ですが
、品種によってはなかなか芽が動かないのもあります。画像のように芽が出れば簡単なのですが、最終的に必要球根数が確保できるのか現時点でははっきりしません。

金曜日, 4月 04, 2008

ダリア球根貯蔵②


球根の発育が悪いものも貯蔵しましたが、発育の悪いものはクラウンも形成されていないので芽が出てきません。その代わり上部の茎を残しておくと節から発芽し始めます。
このまま植ええつければ問題なく生育すると思われます。

球根形成が悪くても捨てるに及ばず。
先日の挿し芽を採る方法とあわせて利用価値は充分ありそうです。

土曜日, 3月 29, 2008

ダリア球根貯蔵①

球根を掘り上げないで越冬据え置きするとどうなるか試してみました。


結果は画像のとおり越冬し、芽も動き始めています。


最低気温氷点下12℃超の日々が続く中、ハウスは開放状態にしてありましたがそんな条件でも越冬、意外に耐寒性はあるようです。土が凍みなければなんとか越冬可能ということでしょうか?

これで作型の幅が広がれば面白いのですが・・・。

土曜日, 3月 22, 2008

ダリア出庫


保存していたダリア球根を出庫しました。
今後は催芽しながら、分球し随時植えていきます。

今季は保冷温庫を使ったせいか、保存状態が良いようで、必要な球根数は十分確保できそうです。
保存中の温度、湿度など充分把握できていませんが、今回の方法はかなり分の良い方法だという気がします。

土曜日, 3月 15, 2008

予定変更、こちらも・・・

例年この時期はラクスパーの定植作業をしているはずなのですが、今年は予定変更です。
2月初旬に挿し芽をしたダリアの苗が予想以上に生育してしまい定植時期となったので、それから先に定植を始めることにします。
ラクスパーにはもうしばらく待機してもらいます。

その後はダリア球根の植え付けと春の作業が続きますが、なまっていた体がきしみます。

水曜日, 3月 05, 2008

「聞こう 植物の会話」

先日の朝日新聞の記事より。
「虫に食べられた植物が、化学物質で虫の天敵を呼び寄せ、自らを守る。」


コナガの幼虫に食べられたキャベツが天敵のコナガマユバチにSOS信号を送っていると論文発表したのは00年のことだそうだ。
ベンゼン環を持つ揮発性物質を発生させ天敵を誘引するらしい。
また、アオムシがキャベツについた場合、その天敵アオムシコマユバチにはベンゼン環に結合する物質を変化させ、虫によって発生させる揮発性物質を使い分けるそうだ。

さらに、虫害を受けた固体から発生する物質を周辺の固体は信号として受け取り、「食害の防衛に関する遺伝子」を活性化させ、食害を防ぐ物質を生成し防備するそうだ。

このように化学物質を使った”自己防衛システム”が植物にはあることが明らかになって来たが、将来はこのシステムを応用し、現在の農薬による防除とは異なる防除体系ができるのかもしれない。
今後に大いに期待したい。(特にダニに関し)

火曜日, 2月 19, 2008

挿し芽 つづき

先日よりダリアの挿し芽をしていますが、良好な結果です。
100%近い発根率で、初夏の挿し芽では発根しにくかった品種も速やかに発根しています。
意外にも、この時期のハウス環境が適しているようです。

画像は挿し芽後3週間ほど経過したものです。

火曜日, 2月 12, 2008

春はまだ?


今季も暖冬傾向、寒さは長続きしないだろうと高をくくっていたら、冷え込みがなかなかおさまりません。雪が降っても融けないので、昨年より積雪は多いです。今日もまた雪。 寒い!

寒さで?ブログの更新も凍結気味ですが、久々に花の画像を・・・・。
日照も不足気味で花も苗もやや軟弱な育ち方、早く日差しがつつき健常になってほしいところです。
ただ、定植の準備もまだまだ始められそうもないので、苗の生育は急がずに願いたい!

日曜日, 1月 27, 2008

エマルジョン燃料

このところ連日最低気温が-10℃~12℃となり、冷え込みがきついです。
しかし、日中はハウス内は十分温度があるので、厳しい条件ながら花もがんばって咲いてくれます。
ただ、暖房燃料の消費が激しくなり、少々頭の痛いところです。

今日聞いた話によると、エンジンオイルなどの廃油に水を混ぜて、暖房の燃料に出来るそうで、燃料代が1/4になるとのことでした。
早速、ネット検索してみたら記事がありましたが(日経ネット記事)、まだ実証試験段階のようで、廃油の安定的な確保、燃料の乳化装置、バーナー代などを考えると簡単な話ではなさそうです。

しかしながら、用途は違ってもバイオエタノールを作るよりはるかに実利的で有意義な燃料だという感じがします。
今後に期待したいところです。

木曜日, 1月 17, 2008

挿し芽ふたたび

掘り上げたダリア球根の一部を仮植えしてあります。目的は漠然としていて”お試し感覚”です。

上の画像は1月10日。
下の画像は1月15日。
さほど高温にしているわけではないですが、これだけ生育が早いと挿し穂が簡単に採れそうです。
昨年みなみ信州に視察に行ったとき、「冬季の挿し芽(ダリア)の歩留まりは非常に良い。」というような話だったので、ちょっと試してみたくなります。

うまくいけば球根保存のリスクを回避することも可能だし、年間2回の挿し芽で100倍以上の増殖率にすることも可能かもしれません。
やってみる価値はありそうです。


水曜日, 1月 09, 2008

やはり暖冬


お暑うございます。
ここ数日、例年に比べはるかに暖かく、雪もすっかり融けてしまいました。

暖房の燃料消費が減るのはありがたいのですが、こんなに暖かいと3月定植予定を2月にしなければならないかもしれません。
作業がたてこみ薪割りなど冬仕事もゆっくりやっていられないのは困りもの。
今後の推移はどうなるのでしょうか?

土曜日, 1月 05, 2008

お楽しみ


ダリアの球根掘り上げを再開。
刈り込んでみると、すでに次の芽が伸びていた。
このまま据え置いて越冬栽培も出来そうだが、今季は球根増殖を優先するのでその試みは来季のお楽しみに。

水曜日, 1月 02, 2008

今年も変わりなく


あけましておめでとうございます。

明日の出荷に向けて、採花をする。
年が明けたからと言って、何かが変わるわけでもない。
また、日々の作業が待っている。

ただ、昨日の次に今日が迎えられたことに感謝して、
今日の次に無事に明日が来るように努力する。ただそれだけ。

日々こつこつと努力する。継続は力なり。
今年も変わりなく、日々仕事ができればそれに勝る幸はない。

金曜日, 12月 28, 2007

ダリア三昧


27日の出荷で今年の出荷は終了。

12月もうまい具合にダリアの出荷が続き、ダリア三昧で締めくくることができた。
今後は、球根掘り上げを急ぎ、球根を確保して来季の栽培計画を決めなければならない。
ダリアの球根確保は意外に難しく、品種によって出来る数が大きく異なり、また出来ても首が折れやすいものもあり、掘り上げてみないと数が決まらない。さらに保存中のロスも生じるので植えて芽が出るまで最終的には確定しない。

”球根増殖の容易さ” これも重要な品種選びの要素であるが、それ以外にも 花の美しさ、花持ち、栽培しやすさ、などいろいろな要素があり、すべてを兼ね備える品種にはなかなか巡り合えない。
来季もいくつかの品種を取り入れ、その出会いに期待することになるが果たして? 来季も「ダリア三昧」を楽しめそうだ。

年明けの出荷は3日から始まる。どんな年になるやら?

火曜日, 12月 25, 2007

もみがらくん炭


もみがらくん炭という何かと重宝する資材があります。

当地JAではこれの製造・販売をしており、¥1,090/100リットルと非常にリーズナブルな価格なのでおおいに利用しておりましたが、先日買いに行ったところ「製造する機械が壊れ、販売中止」とのことでした。修理費のめども立たないので、再開の見通しもないそうです。
困っていたところ、shinさんより某ホームセンターで売っていることを聞き、早速買いにいきました。¥715/50リットルと割高ですが、買ってみました。
ただし、これは中国製です。


”中国製”でないものを探すのが困難なくらい日常生活の中に”中国製”は浸透していますので、いまさら驚くほどのことではないのでしょうが、もみがらくん炭まで”中国製”というのはちょっと考えさせられてしまいます。
そう思うのは私だけでしょうか?


水曜日, 12月 19, 2007

天地返し


数年ぶりにトレンチャーを稼動させました。
たまには動かさないと機械も錆びついてしまうので、特に必要があったわけではありませんが動かしてみました。

当初は、借り受けた水田の硬盤を破砕して排水を良くしないと花き栽培には条件が悪いので、その作業をするためにトレンチャーを使いましたが、久しぶりに使ってみるとやはりその威力は絶大で40~50cmの耕土を楽に確保できるのがわかります。トレンチャーは通常後進で溝掘りですが、この場合、前進掘りで天地返しと砕土を同時にするような作業となります。
しかし、難点は多々あります。
1.スピードが遅い、毎分1m程度しか進まない。
2.幅は30cm程度しか掘れない。
3.下層の石をほりあげるのであとあと石拾いが大変。
しかしながら、それでも使う価値は十分にあるでしょう。

土壌の物理性を改善するには三相分布が重要ですが、水田の場合水を貯めるような土壌になっているので、まずは排水性を高めないことには始まりません。排水が悪ければ土壌が改善されることはまず無理でしょう。
化学性、生物性の改善といってもこの物理性が悪ければ、その改善も効果的ではないでしょう。
そこで、頼りになるのがコイツです。

この作業を毎年数棟ずつやるとしても、せっかく出来た新たな作土を重い機械で踏み潰しては意味がないので、そうならないようにして、数年はこの作土をキープしたいものです。

金曜日, 12月 14, 2007

研修・忘年会 開催される。

昨日は当地青木村切花出荷組合の研修・忘年会に参加しました。

研修会では始めに、先日実施された土壌検査の結果について普及センターより説明・指導をいただきました。
毎年のことですが、これによって土壌の化学性(化学的要素)を改善しようとするのですが、何年経っても理想的な形にはなりません。ただ、過剰にならなければ修正は効くし、害にはならないのでそうならないような栽培を心がける「戒め」という意味がこの土壌検査にはあるのだと位置づけています。
そう思いつつも、土壌改善の一番は物理性が重要で、化学性・生物性は二番手の話なので、物理性さえ改善されていれば、
化学性・生物性は何とかなると思っています。

次に福花園種苗の福永さんよりいろいろな品目の案内・説明をいただきました。多種多様な切花の中で今後の栽培の中に組み入れていけるもののヒントがありそうでした。

その後も様々な方からご意見を伺い、恒例の忘年・懇親会へと移行、最後は温泉にて疲れを癒すいつものパターンで終了となりました。


(余談ながら、老人会のような組合はいつまで続くのかと集まりがあるたびに感じてしまいます・・・・・。)

月曜日, 12月 03, 2007

球根貯蔵

引き続きダリアの球根のこと。
いよいよ球根をパッキングして貯蔵庫に入庫し始めました。来春まで浅い眠りについてもらいます。

快適に眠ってもらうためには貯蔵期間中の温度・湿度がポイントになってきます。
温度が高すぎると芽が動き出し、低すぎると腐りが生じます。また、湿度も高いと腐り、低いとしなびてしまいます。適度な環境を維持しなければならないのですが、その按配が難しい!
さらに今年は別の要素が加わりました。
球根を堀上げる時期ですが、11月に堀上たものは休眠が深く、その後年末になると休眠は浅くなるようです。ならば年越ししてから堀上げ、分球、芽だししてそのまま早春に植えつけると言うこともできるかもしれません。
いずれにしろ、堀上の時期を数回に分けて結果を探って見たいと思います。

まだ、これなら確実だという方法にはたどり着いておらず、今のところ貯蔵球根のロスがかなり出ます。
今季もどうなるか確信はありません。

ダリアの球根は、1球¥2000 するものもあります。1球植えて、1株から10球の球根を得られればなかなか楽しい”株”への投資となるでしょうが、高価な品種ほど増えないのですねぇー。