さて、きょうのお題は「コナジラミ」。
ここ数年育苗の苗床にコナジラミが多発するようになってきました。
コナジラミはアブラムシほどの害はなく、ウィルス感染もたいしたことは無いかと
高を括っていましたが、そうではないようです。
ダリアの挿し芽増殖はここで行うのですが、育苗中にウィルス感染しているようです。
元株が感染株でないのに苗がことごとく感染している場合もありました。
結果、圃場のダリア感染株は増える一方です。
状況から考えてコナジラミが伝播している疑いが、限りなく大きいのです。
これの防除ですが、厄介です。
薬散はもちろんですが、粒剤、くん煙等手段を講じても生き残ったやつが、すぐに増殖します。
黄色粘着トラップも効果はありますが、全ては捕獲できません。
ウィルス媒介ですから、吸汁される前に処置しなければ意味がありません。
困ったものです。
育苗苗床は4坪ほどのトンネルです。
前述の対策に併用して、電撃殺虫器を設置してみることにしました。
殺虫器の電球は4Wのブラックライト蛍光灯です。
紫外線発光でそれなりの効果はあるのですが、黄色灯に変えます。
通常の蛍光灯にランプペンで黄色に塗ります。
殺虫器のブラックライトと交換して、準備完了。
コナジラミは黄色に集まりやすいので、効果があればよいのですが・・・・。
多分、夜間ならブラックライトでも黄色灯、あるいは普通の蛍光灯でも効果は大差ないかと思いますが、昼間は黄色灯の効果はあるでしょう。
捕らぬ狸の皮算用になるか?ならないか?
参考に友人が測定してくれた分光分布画像を貼り付けておきます。
黄色灯
普通の蛍光灯
ブラックライト(殺虫器についている)