球根を掘り上げないで越冬据え置きするとどうなるか試してみました。
結果は画像のとおり越冬し、芽も動き始めています。
最低気温氷点下12℃超の日々が続く中、ハウスは開放状態にしてありましたがそんな条件でも越冬、意外に耐寒性はあるようです。土が凍みなければなんとか越冬可能ということでしょうか?これで作型の幅が広がれば面白いのですが・・・。
保存していたダリア球根を出庫しました。今後は催芽しながら、分球し随時植えていきます。今季は保冷温庫を使ったせいか、保存状態が良いようで、必要な球根数は十分確保できそうです。
保存中の温度、湿度など充分把握できていませんが、今回の方法はかなり分の良い方法だという気がします。
例年この時期はラクスパーの定植作業をしているはずなのですが、今年は予定変更です。2月初旬に挿し芽をしたダリアの苗が予想以上に生育してしまい定植時期となったので、それから先に定植を始めることにします。ラクスパーにはもうしばらく待機してもらいます。 その後はダリア球根の植え付けと春の作業が続きますが、なまっていた体がきしみます。
先日の朝日新聞の記事より。「虫に食べられた植物が、化学物質で虫の天敵を呼び寄せ、自らを守る。」
コナガの幼虫に食べられたキャベツが天敵のコナガマユバチにSOS信号を送っていると論文発表したのは00年のことだそうだ。ベンゼン環を持つ揮発性物質を発生させ天敵を誘引するらしい。また、アオムシがキャベツについた場合、その天敵アオムシコマユバチにはベンゼン環に結合する物質を変化させ、虫によって発生させる揮発性物質を使い分けるそうだ。さらに、虫害を受けた固体から発生する物質を周辺の固体は信号として受け取り、「食害の防衛に関する遺伝子」を活性化させ、食害を防ぐ物質を生成し防備するそうだ。このように化学物質を使った”自己防衛システム”が植物にはあることが明らかになって来たが、将来はこのシステムを応用し、現在の農薬による防除とは異なる防除体系ができるのかもしれない。今後に大いに期待したい。(特にダニに関し)