木曜日, 8月 23, 2007

TSWV

久々の雨でした。これでずいぶん涼しくなりましたが、これからは日に日に秋に移り変わっていくことでしょう。


今年はダリアのウィルス 病が顕著に現れています。品種によってはかなりのダメージです。TSWV(トマト黄化壊疽ウィルス)によることは判明したのですが、これが球根に由来する のか、スリップス(ミカンキイロアザミウマ)の媒介による感染か、あるいはその両方かは定かではありません。

先日から農業改良普及センターにより、スリップスの飛び込み状況を調べて頂ける事になりました。7日毎に粘着トラップで捕獲した数量をチェックするそうで、収集した通年のデータをもとに防除の重点時期が明らかになってくることと思われます。
しかしながら、農文協の「ミカンキイロアザミウマ・・・・」を読み直してみましたが、これは難敵で防除で簡単に押さえ込むことはできそうにないことをあらためて認識させられました。

仮にミカンキイロアザミウマを防除できたとしても、購入球根が感染していればTSWVは防ぎようはありません。結局はエンドレスの戦いになってしまいそうです。
最善策は定期的にウィルスフリーの苗を供給する方法を確立することでしょうが、現時点では簡単ではありません。当面は「感染してもマスキングで発症しない品種」でなんとか切り抜けたいものですが、そういう品種がうまい具合にあるでしょうか?????