梅雨入りしてもいないのにここ数日梅雨のような日が続いています。今日で5月も終わりです。
今月はタイツリソウが霜でやられ、オダマキは風で曲がり出荷は低調でした。 年初からテンションが下がりっぱなしですが、さらに上がる気配なしです。来月からは例年どおりの品目が例年どおり出荷される予定ですが、価格の方は例年どおりとなるでしょうか? 例年より「上げ」ならともかく、「下げ」ならばまたテンションが・・・・・。
派遣切りの話題もマスコミに取り上げられなくなりましたが、農業への「就職」はその後どうなったのでしょうかね。
おそらく低賃金がネックでほとんど農業には飛び込まなかったのでしょう。それも当然。再生産価格を下回る状況が絶えない農業では低賃金が恒常化しているわけで「好きでなければ」勤まらない職業と言えるでしょう。
当然花き生産もこの範疇に含まれるわけで、「低価格-低賃金」に陥っています。
「売れない」と言うだけでなく、業界上げて方策を・・・・と思いますが、今まで、業界全体の将来を見据えたオピニオンというものを業界を仕切る立場の方々から聞いたことがありません。
普及センターの依頼で画像のような防除試験を始めました。狙いはアザミウマ類で、白いシートとハウス側面のシルバーのテープでハウス内への飛び込みを減らそうという試みです。昨年、粘着シートで栽培期間中の捕殺数を把握してあるので、これら資材の設置でどれだけ効果がでるのかがわかります。
さて、どんな結果になるでしょうか?楽しみです。
「1月2日の那覇市からスタートした桜前線が約4カ月かけて日本最東端と最北端に到達した。 」とニュースで報じられていました。今まで知りませんでしたが、 根室はチシマザクラで、釧路市と稚内市はエゾヤマザクラの開花のことだそうです。桜前線というのだから、同じ桜、つまりソメイヨシノの開花が北上していくことをあらわしているのだと思っていました。そうでなければ記録として正しい意味を成さない気がしますが・・・・・・、私だけ?????思い返せば、沖縄もソメイヨシノではなかったような・・・・。我が家のイヌザクラも満開です。
3月中旬より始まったダリアの植え付けもほぼ終了しました。芽だしをしてすぐ芽が出る品種、なかなか芽が出ないもの、また、発芽を抑えるため冷蔵庫に入れっぱなしのものなどの組み合わせで随時植え込みをしてきましたが、ようやく終了です。品種数は削ったつもりが、結局20品種になってしまいました。いずれも他産地にはないものなので、定番の花色以外のものをお探しの方にはお勧めです。今年もこのダリアに乞うご期待!
(品種の詳細は別途「裏庭日記」に近々アップします。)