使ってみての感想。ビニールハウス内での作業です。
噴霧量が僅少で済む。今までの静電噴口を使った噴霧で20ℓ使うところを2~3ℓで済んでしまいます。
作業時間も短縮。ホースを引っ張らないので快適に進めます。通常噴霧作業は後進で行いますが、この噴霧器ではブロワーで飛んだ飛沫は広がらないので、正面ではなく、左右どちらか片側に噴霧すれば前進しても問題なさそうです(見えない飛沫が漂っているかも?)。結果、スピードアップできます。
防除の効果ですが、今まで同様の効果はあります。今以上の効果が望めるかは????
効果が同程度だとしても、使用農薬量を大幅に減らすことができるのは、経済的に大きなメリットです。
問題点ももちろんあります。
帯電させた電気に感電する、つまり静電気にパチッとくることがあります。冬にドアに触った時などのパチッとするよりも激しいです。ゴム手袋をしていても感じることもあります。本体スイッチを触る時になるのですが、毎回必ずではなく、たまにです。どういう状況だとそうなるのか不明です。
上の画像ですが、ブロワーのスイッチ近くに金属プレートがあり 、これに握って作業すると静電効果が高まるとの記載もあるのですが、なんだか意味は分かりません。
ここから、アースを取って地面に抜けるように加工したほうが良い気がするので、やってみます。
充電についてですが、バッテリーチャージャーに小さな光表示があり、赤-充電、緑-充電完了となっていますが、本体のLEDパネル表示で充電100%になっても、チャージャーは赤のままです。どちらの表示が正しいのでしょうね?
また、同パネルの温度表示は「華氏」です。 「摂氏」に換算するには次の通り、
「摂氏(℃)={華氏(℉)-32}÷1.8」 ※華氏(℉)から32引いて1.8で割る
計算が面倒なので、おおよその換算は、
「摂氏(℃)={華氏(℉)-30}÷2」 ※華氏(℉)から30を引いて2で割る
「摂氏(℃)={華氏(℉)-30}÷2」 ※華氏(℉)から30を引いて2で割る
でもわかりそうです。
予想通り有益な機材なので、アースで感電対策をして使い込んでいきたいと思います。
本体の背板を外した内部の画像ですが、
けっこうしっかりした作りです。
右側の四角いのがリチウムイオン電池です。交換も可能ですが、問題なければ2,000回は再充電可能らしいですが、20回/1年くらいの使用で10年程度が現実的でしょうか?
それよりも他の部品が先にダメになるかも?
問題なく使い続けられることを願っています。
なお、参考動画にもあるように部品交換が可能なので、部品さえ手に入ればトラブルに対応できそうです。
(内部フィルター取り付け)
(ブロワーファン交換)