金曜日, 12月 28, 2007

ダリア三昧


27日の出荷で今年の出荷は終了。

12月もうまい具合にダリアの出荷が続き、ダリア三昧で締めくくることができた。
今後は、球根掘り上げを急ぎ、球根を確保して来季の栽培計画を決めなければならない。
ダリアの球根確保は意外に難しく、品種によって出来る数が大きく異なり、また出来ても首が折れやすいものもあり、掘り上げてみないと数が決まらない。さらに保存中のロスも生じるので植えて芽が出るまで最終的には確定しない。

”球根増殖の容易さ” これも重要な品種選びの要素であるが、それ以外にも 花の美しさ、花持ち、栽培しやすさ、などいろいろな要素があり、すべてを兼ね備える品種にはなかなか巡り合えない。
来季もいくつかの品種を取り入れ、その出会いに期待することになるが果たして? 来季も「ダリア三昧」を楽しめそうだ。

年明けの出荷は3日から始まる。どんな年になるやら?

火曜日, 12月 25, 2007

もみがらくん炭


もみがらくん炭という何かと重宝する資材があります。

当地JAではこれの製造・販売をしており、¥1,090/100リットルと非常にリーズナブルな価格なのでおおいに利用しておりましたが、先日買いに行ったところ「製造する機械が壊れ、販売中止」とのことでした。修理費のめども立たないので、再開の見通しもないそうです。
困っていたところ、shinさんより某ホームセンターで売っていることを聞き、早速買いにいきました。¥715/50リットルと割高ですが、買ってみました。
ただし、これは中国製です。


”中国製”でないものを探すのが困難なくらい日常生活の中に”中国製”は浸透していますので、いまさら驚くほどのことではないのでしょうが、もみがらくん炭まで”中国製”というのはちょっと考えさせられてしまいます。
そう思うのは私だけでしょうか?


水曜日, 12月 19, 2007

天地返し


数年ぶりにトレンチャーを稼動させました。
たまには動かさないと機械も錆びついてしまうので、特に必要があったわけではありませんが動かしてみました。

当初は、借り受けた水田の硬盤を破砕して排水を良くしないと花き栽培には条件が悪いので、その作業をするためにトレンチャーを使いましたが、久しぶりに使ってみるとやはりその威力は絶大で40~50cmの耕土を楽に確保できるのがわかります。トレンチャーは通常後進で溝掘りですが、この場合、前進掘りで天地返しと砕土を同時にするような作業となります。
しかし、難点は多々あります。
1.スピードが遅い、毎分1m程度しか進まない。
2.幅は30cm程度しか掘れない。
3.下層の石をほりあげるのであとあと石拾いが大変。
しかしながら、それでも使う価値は十分にあるでしょう。

土壌の物理性を改善するには三相分布が重要ですが、水田の場合水を貯めるような土壌になっているので、まずは排水性を高めないことには始まりません。排水が悪ければ土壌が改善されることはまず無理でしょう。
化学性、生物性の改善といってもこの物理性が悪ければ、その改善も効果的ではないでしょう。
そこで、頼りになるのがコイツです。

この作業を毎年数棟ずつやるとしても、せっかく出来た新たな作土を重い機械で踏み潰しては意味がないので、そうならないようにして、数年はこの作土をキープしたいものです。

金曜日, 12月 14, 2007

研修・忘年会 開催される。

昨日は当地青木村切花出荷組合の研修・忘年会に参加しました。

研修会では始めに、先日実施された土壌検査の結果について普及センターより説明・指導をいただきました。
毎年のことですが、これによって土壌の化学性(化学的要素)を改善しようとするのですが、何年経っても理想的な形にはなりません。ただ、過剰にならなければ修正は効くし、害にはならないのでそうならないような栽培を心がける「戒め」という意味がこの土壌検査にはあるのだと位置づけています。
そう思いつつも、土壌改善の一番は物理性が重要で、化学性・生物性は二番手の話なので、物理性さえ改善されていれば、
化学性・生物性は何とかなると思っています。

次に福花園種苗の福永さんよりいろいろな品目の案内・説明をいただきました。多種多様な切花の中で今後の栽培の中に組み入れていけるもののヒントがありそうでした。

その後も様々な方からご意見を伺い、恒例の忘年・懇親会へと移行、最後は温泉にて疲れを癒すいつものパターンで終了となりました。


(余談ながら、老人会のような組合はいつまで続くのかと集まりがあるたびに感じてしまいます・・・・・。)

月曜日, 12月 03, 2007

球根貯蔵

引き続きダリアの球根のこと。
いよいよ球根をパッキングして貯蔵庫に入庫し始めました。来春まで浅い眠りについてもらいます。

快適に眠ってもらうためには貯蔵期間中の温度・湿度がポイントになってきます。
温度が高すぎると芽が動き出し、低すぎると腐りが生じます。また、湿度も高いと腐り、低いとしなびてしまいます。適度な環境を維持しなければならないのですが、その按配が難しい!
さらに今年は別の要素が加わりました。
球根を堀上げる時期ですが、11月に堀上たものは休眠が深く、その後年末になると休眠は浅くなるようです。ならば年越ししてから堀上げ、分球、芽だししてそのまま早春に植えつけると言うこともできるかもしれません。
いずれにしろ、堀上の時期を数回に分けて結果を探って見たいと思います。

まだ、これなら確実だという方法にはたどり着いておらず、今のところ貯蔵球根のロスがかなり出ます。
今季もどうなるか確信はありません。

ダリアの球根は、1球¥2000 するものもあります。1球植えて、1株から10球の球根を得られればなかなか楽しい”株”への投資となるでしょうが、高価な品種ほど増えないのですねぇー。